またすぐ行きたくなる石垣島

#02

 石垣島でダイビングをするため、3泊4日の予定でやって来た。

 以前,高校の修学旅行で石垣島に来て、初めて体験ダイビングをしたことがきっかけで、すっかり海にハマり、在学中にライセンス講習をしてCカードを取得した。
 
 これまでにも何度か訪れているが、空港に着陸する直前、飛行機の小さな窓から見える海の色を見るたびに、久し振りに再会するガイドさんたちのことや、明日からのダイビングへの期待感が膨らみ、荷物を持って直ぐにでも飛び出したい気持ちになってしまう。

 しかし今朝は、激しい雨と雷の音で目が覚めた。 この雷雨で海況が悪かったらどうしよう、と少し心配しながらホテルのロビーでお迎えを待っていると、『おはようございます、すんごい雨だったね〜』と、よく知る笑顔と声が出迎えてくれた。
その瞬間、久し振りに合う僕とガイドさんとのタイムラグは無くなった。

 船に乗ると、初めて会う人ばかりだったが、みなさん一人旅で、しかもリピーターだという。
そして,出港の時にはすっかり太陽が出ていて、ポイントまでの移動時間は、風が気持ちよく陽の当たる場所で、穏やかな海をずっと見ていたら、今朝の雷雨のことなんてすっかり忘れていた。

 石垣島周辺にはダイビングポイントがたくさんあるが、毎日の海況をみて、みんなのリクエストを聞いて、複数日潜ってもポイントが重ならないような配慮をしてくれる。
 多分、僕もまだ2回と同じポイントに潜ったことはないと思う。
 
 適度な水深に広がる明るいサンゴ礁の海に潜っていると、カラフルな色のスズメダイたちの群れがなんのためらいもなく目の前を通り過ぎていく。
見上げると水面から日が射していて眩しく、呼吸した気泡がちらちらと上っていく。
水中で息をしていることについ、にやけてしまう。
そして、あっという間に1ダイブが終わるのだ。
ダイビングをしていると、どうしていつもこんなにも時間が過ぎるのが早いのだろうかといつも思う。

 温かい手作りランチを食べながら、さっき会ったばかりの人たちと意気投合し、気さくに話しながら、こんなに大きな声で笑うのも久し振りのような気がした。
 ダイビングという共通の趣味で、気の合う仲間がもてることがこんなにも楽しいことなのだと痛感している。

 3月の石垣島は初めてで、朝夕は少しひんやりしているけど、日中は暑くも寒くもなく、陽射しもまだやさしいが、うっかりしていると日焼けしてしまうくらいだ。
 もうカンヒザクラが咲いて、どんどん草木が芽吹くこの頃をうりずんの季節と言うのだそうです。

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